エルシニア・エンテロコリチカ

エルシニア・エンテロコリチカ(Yersinia enterocolitica)について解説します。

細菌の特徴

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エルシニア・エンテロコリチカは、豚、犬、猫などの腸管や自然環境中にいる細菌です。シカ、イノシシ、ネズミなどの野生動物、犬や猫などのペットの糞便、河川水などから見つかっています。この細菌の発育に適した温度は25〜30℃ですが、0〜4℃でも発育できる低温細菌で、冷蔵庫内の食品中でも増殖し、食中毒を起こします。食中毒といえば一般には夏期に発生しやすいものと思いがちですが、エルシニア・エンテロコリチカは冬期の食中毒の原因菌の代表的な存在です。
日本では1971年に散発性腸炎患者から初めて見つかり、1982年に当時の厚生省により、カンピロバクター、ナグビブリオ、ウエルシュ菌などとともに食中毒菌として指定されました。臨床症状は腹痛や下痢などの胃腸炎症状が主なもので、発熱、頭痛など、風邪のような症状を伴うこともあります。また、右下腹部痛・吐き気・嘔吐などの症状から虫垂炎と診断されてしまう場合もあります。

原因となる食品

食肉(特に豚肉)加工品 、野菜サラダ 、諸外国では、生乳、チョコレート、豆腐、もやしなど

主な症状

腹痛(特に右下腹部痛)、下痢、吐き気、嘔吐、発熱、頭痛、咽頭痛

潜伏期間

半日〜6日間

◆横浜市衛生研究所 横浜市感染症情報センター

https://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/yersinia1.html

エルシニア・エンテロコリチカQ&A

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