腸管出血性大腸菌Q&A

自宅で感染者が出たら、どうすればよいですか？

人から人への二次感染は、患者の糞便に含まれる大腸菌が直接または間接的に口から入ることによって起こります。排便後、食事の前、下痢をしている子どもや高齢者の排泄物の世話をした後などは、手洗いの徹底により予防することが可能です。空気感染や接触感染をするものではありません。そのほか、家庭での主な注意点は次の通りです。
・水洗トイレの取っ手やドアのノブなど、菌に汚染されやすい場所を消毒用アルコールなどで消毒する。
・患者の便を処理する場合（おむつの交換など）には、ゴム手袋や使い捨ての手袋などを用いる。ゴム手袋を用いた場合には使用後に消毒する。また、汚染の拡大を防止するため、決められた場所で行う。
・患者の便で汚れた下着は、薬品などで消毒（つけ置き）をしてから、家族のものとは別に洗濯する。煮沸をしても十分な消毒効果が得られる。
・患者はできるだけ浴槽につからず、シャワー又はかけ湯を使う。
・患者が風呂を使用する場合は他の家族と一緒にはいることは避け、乳幼児は患者の後に入浴しないように気を付ける。風呂の水は毎日替える。バスタオルは、ひとりで一枚を使用し、共用しない。

予防対策を教えてください。

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