ヘルパンギーナ（Herpangina）について解説します。
ヘルパンギーナとは
「ヘルパンギーナ」は、発熱と口の中に水疱性の発疹がでる感染症です。子どもを中心に流行し、そのほとんどが、5歳以下の乳幼児で占めています。主に「コクサッキーウイルス」によって引き起こされます。
感染経路
患者の咳やくしゃみなどによって感染する「飛沫感染」、水疱の内容物や便に含まれるウイルスが手指や物を介して感染する「接触感染」が主要な感染経路です。
潜伏期間
2～4日
主な症状
突然の38～40℃の発熱が1〜3日に続いてのどが痛み、赤くはれてきます。さらに口の中に直径1〜2ｍｍ（最大5ｍｍ）の水泡があらわれ、水泡が破れると浅い潰瘍となり痛みをともないます。発熱は2～4日程度治まり、その後、水泡も消失していきます。
国内流行時期
例年、5 月頃より増加し始め、7月頃にかけてピーク を形成し、8月頃から減少します。
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