食中毒とは?有害な微生物や寄生虫、化学物質などを含む食品を食べた事によって起こる胃腸炎や
神経障害などである食中毒について解説します。

食中毒の症状

多くは下痢や腹痛、嘔吐などの胃腸症状ですが、発熱、頭痛などを伴うことがあります。いわゆるフグ毒や毒キノコなど自然毒が原因の場合は神経障害が出たり、ヒスタミンが原因の場合はアレルギー症状が出る場合もあります。多くの場合は一過性の症状で治癒しますが、原因物質によっては重症化したり、命に関わることもありますので、自己判断せずに医師の診断を受けることが必要です。

食中毒の症状
食中毒は年間を通じて警戒が必要!

月別での食中毒発生状況を見てみると細菌性食中毒とウイルス性食中毒には季節的な発生傾向があることが分かります。 平成26~28年における発生状況(3年間の平均値)をみると、4月から10月までは細菌性食中毒が優位に発生し、12月から3月までは低温や乾燥した環境中で長く生存するウイルスが原因となるウイルス性食中毒が優位に発生していることがわかります。

特に夏場は、湿度や気温が高く、細菌が増えやすい条件が整いますので、細菌性の食中毒に注意が必要です。この期間を過ぎると、ノロウイルスを主体としたウイルス性食中毒の脅威が冬場から春先にかけて続きます。
これとは別に、春や秋には山菜やキノコ類などの自然毒による食中毒も多く発生しています。このように、夏場の温度の高い時期だけでなく一年中食中毒に対する警戒が必要になっています。

月別食中毒事件発生状況
食中毒は感染するの?

食中毒とは食品に起因する胃腸炎、神経障害などの中毒症の総称と定義されます。定義にこだわるのであれば、同じ食中毒細菌やウイルスが原因物質であっても、感染の経路が食品に起因しない場合は感染症に分類されます。その面では食中毒細菌やウイルスは感染症の原因にもなりますので、うつるとも言えます。特にごく微量のウイルス量でも感染が成立するノロウイルスなどでは、発症者の汚染された手指を介して感染を広げたり、発症者のおう吐物が乾燥し塵埃として空気中に舞い上がることにより、感染を広げた事例もあります。感染者の看病をした際や、職場などで発症しおう吐などした場合など、感染症としての予防対策も重要となってきます。

食中毒は感染するの?
食中毒による経営リスクについて考えましょう

もし食品事故を起こすと、どのような処分が課せられ、責任が発生するのでしょうか。いずれも企業経営を根本から揺るがす大きなリスクになることを自覚しておきましょう。

●社会的責任
食品事故によりお客様の信頼を失うこととなり、店舗や企業のイメージダウンは避けられません。近年はグループ経営されている飲食店、施設が多いことから、グループの中のどこかが事故を起こすと、事故を起した施設が信用をなくすのは勿論のこと、他の施設にも影響が及ぶことがあります。さらには食品業界全体に波及することもあります。

●行政処分
食品衛生法に基づいて営業の停止もしくは禁止、営業許可の取り消し、商品の自主回収や廃棄などの不利益処分が課せられます。

●民事上の責任
民法やPL法に基づいて被害者から損害賠償を請求されることがあります。

●刑事上の処分
食品衛生法違反として3年以下の懲役または300万円以下の罰金に処せられる可能性があります(食品衛生法71条)。また、業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させたことになりますので5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処せられる可能性があります(刑法第211条)。

食中毒による経営リスクについて考えましょう

食中毒発生の推移

年別発生状況
年別の発生数推移(H19~H28)
月別発生状況
病因物質別発生状況(H28)

分類別

物質別

細菌・ウイルス別月別

施設別発生状況

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