サルモネラ属菌による食中毒はどのくらい発生していますか?
サルモネラ属菌に起因する食中毒は、近年は減少傾向にあります。厚生労働省の食中毒統計によると、1999年まで食中毒の二大原因物質はサルモネラ属菌と腸炎ビブリオでした。しかし2005年以降は、カンピロバクターとノロウイルスが食中毒の二大原因物質となっています。
厚生労働省の統計数字を具体的に見ると、サルモネラ属菌を原因とする食中毒事件は1999年には825件(食中毒事件全体の30.5%)発生し、患者数でも11,888人(全食中毒患者数の35.5%)を占めていました。しかし2016年には食中毒は31件(全件数の約2.7%)、患者数でも704人(全患者数の約3.5%)となっています。これは食品の十分な加熱や適温での保管、食品衛生に対する意識の高まりなどが背景にあると見られています。
しかし、サルモネラ属菌は非常に広範囲に存在し、また、ごく身近な食材である卵やその加工食品から感染することが多いことから、引き続き十分な注意が必要です。
サルモネラ属菌Q&A
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